審査の仕組み

自動審査システム

消費者金融業者は融資にあたって、年齢と収入について最低限の条件を設けています。年齢制限は「20歳以上」。「20歳以上69歳未満」というように、上限年齢を決めているところもあります。クレジットカードの場合は、「18歳以上」としているところが多いですが、これはカードの用途の違いによるものです。
収入面での融資条件はほとんどの場合「一定の収入および返済能力がある人」というような、抽象的な表現になっています。一定の収入および返済能力というのはどの程度なのか気になるでしょうが、その点に関しては一般的に「当社の規定による」とされていて消費者金融業者では独自の審査システムによって個人の返済能力を判断して、融資するかどうかを決めています。
消費者金融の審査は、職業や年収の他に、居住年数や居住形態などの多数の項目をもとに利用者を分類して、融資の可否や融資の上限を設定する、というのが仕組みになっています。
銀行の住宅ローン等の場合は、非常に長期間にわたって、審査がおこなわれますが、消費者金融の場合は、非常に短時間で終わります。30分以内というのが普通になっていて、なかには「1分」「3秒」など、あっという間に審査が終了する会社もあります。このような短時間での審査を実現するために、自動審査システムは必要不可欠のものだといえるのではないのでしょうか。
採点基準は業者によって異なってきますので、人によって利用できる会社と利用できない会社があります。1社で断られても、2社目で融資が受けられるということは珍しくありませんので、覚えておきましょう。
なお、50万円以上の融資をおこなう場合は、源泉徴収票等の書類を求めるなど、融資額によって別途審査を設けている場合もあります。

大量のデータが必要

自動審査システムを構築するには、膨大な量の顧客データが必要になります。消費者金融業者は長期間にわたって集めたデータを分析して、自動審査を可能にしました。
自動審査システム構築の原理はシンプルといっていいでしょう。きちんと返済する人と返済しない人のデータをそれぞれ集め、各グループに共通して見られる傾向を探すのです。たとえば「不良顧客グループは、優良顧客グループと比べて男性の比率が高い」という傾向が見られれば、それが審査基準の一要素として組み込まれていきます。
コンピュータによる自動審査が可能になったことで、支店長によって融資可能か否かが異なる、という状況はなくなり、個人の能力に影響されない、平等で高速な審査が可能になりました。

「全自動」ではない

窓口で申し込んでも、自動契約機で申し込んでも、インターネットでも、どの申し込み方法でも同じように審査がおこなわれます。しかし、すべてが機械任せなのかというと、そういうわけではありません。基本的には機械によって融資可能か否か、可能なら融資額はいくらかが決まりますが、最終決定をおこなうのはあくまでも人になります。面談時や電話連絡時の対応が悪いと、自動審査によって算出された融資額が下げられたり、融資不可と判断されたりする可能性もでてきますので注意しましょう。

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